思いやりは共感するということ

 思いやりという感情は人の気持ちに共感する感情であるといっていいかもしれません。人の喜びを自分のことのように喜び、人の悲しみを我がことの悲しみに感じる。親子間であればそのように喜び合い、また悲しみあえますが、友人などの場合には現実的にはなかなか難しいものです。この共感という感情は親から一方的に与えられることによって芽生え、友人との間で磨き、育てていくもののように感じます。

 それでは、人間どのようなときに相手に共感できるのでしょう? 結局、人は自分が幸せでなければ、こういう感情を持つことはできないもののように思います。幸せな人ほどそういう気持ちになりやすい。幸せな人、つまり、自己肯定感の高い人が、人の喜びを自分の喜びにすることができるのです。自分が不幸であれば、人の喜びは嫉妬の対象かもしれませんからね。

 それでは幸せというのはどういうことなのか?同じ状況でも幸せに思える人と思えない人がいます。健康で裕福でも不幸な人がいるし、体が病弱で経済的に大変でも幸福な人もいます。これは人それぞれの気持ちの持ち方の問題であろうと思いますが、できればいつでも幸せを感じていたいと思っています。

 結局、幸せとはなにか、私は感謝できることではないだろうかと思っています。昨今、災害や感染病などで、日常が取り上げられることをよく目にします。昨日と同じ今日が穏やかに過ごせることが幸せだなぁとしみじみ思っています。変わらない日常が過ごせることは、ご両親の協力があってこそのことです。ご両親がお互いへの感謝の気持ちを再確認し、言葉にしてお互いを思いやることが、いい子育てへ繋がっていくのだろうと思います。

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